今回の旅行に持って行ったのは、SONYのWH-1000XM3とMarshallのMID ANCの2機!

今日は、ちょっとだけ飛行機まる一日移動の感想をレビューします!
以前の記事でも3記事にわたってヘッドホンを紹介しました。↓
Marshall M.I.D ANC BLUETOOTH 旅行のお供★無線Bluetoothノイズキャンセリングヘッドホン紹介②
はじめに結論
この装置はすごい!
飛行機の長時間移動で使ってやっぱり確信!!! SONY WH-1000XM3はすごいの一言!
まさに、飛行機のなかのような凄絶な騒音環境下は、ノイズキャンセルヘッドホンの約束の丘。飛行機内での、性能の試験・検証は、最終戦争ラグナロク!!SONY WH-1000XM3は、最終戦争を戦いぬきましたー!
世界一の評価といわれるカタール航空のビジネスクラス、ファーストクラスが、どんなヘッドホンを用意してたのかは、残念ながら、確認できませんでした。
とはいっても。たとえ、どんな装置が相手だろうと、
SONY WH-1000XM3を超えるノイズキャンセルはないのではないかと思いました!
使用感もバッチリ快適!ふんわり側圧のおかげ!バッテリーも1日余裕の駆動!
最高だy!!!
1日飛行機内で使ってみた。率直な感想
総評
音質よりも、使い勝手よりも、静かになってくれることが大切
よく、ノイズキャンセルヘッドホンの性能のことが、音質と一緒に評価されます。
もちろん、いい音を外に持ち出して、外音遮断して聞きたいのはもっともなこと。
ですが。あんな飛行機の空前絶後の超絶後の騒音のなかで、音質とかこまかい音は、もうそれはどうだっていいと思いました。1日もあんな騒音下にいるというのは、大変なストレスです。しかも、エコノミーだったので、狭く窮屈な中で、身体をすぼめてぴったり収まってるとき、細かな音質に集中して、どうのこうのとかそういう余裕はありませんでした。
一般に、ノイズキャンセル下では、音質が犠牲になるといわれてます。まったくごもっともです。
はなはだ個人的な感想ですが、飛行機内での移動において、それほど、音に耳を澄ませて違いを聴き分けるような聴き方はしないし、それどころではないので、家で音楽を聴くようなスタイルでは聴かないと思いました。
WH-1000XM3は、気圧コントロールの恩恵だと思いますが、終始、ほとんど飛行機の騒音がなく静寂のなかで、すごすことができました。感動です。飛行機内では、映画など見ることができますが、大変、小さな音量で見ることができました。備え付けヘッドホンでは、とても大ボリュームにしないと聞こえないのですが、WH-1000XM3では、本当に少ない音量できっちり聞こえる。感動です。
とにかく、まる1日の飛行機移動は、すごくすごく快適でした!
飛行機内でまわりを見ると
実際に、飛行機に乗ってみると、BOSEを使われてるかたも多く、特に欧米系の外国人のかたが多く使っていました。ざっとみて機内の6割くらいがBOSE。ドイツでも、BOSE人口は大変多かったです。しかし、SONY人口も比較的、多くいたことも事実です。4割くらいがSONY。たまたまかもしれませんが、飛行機内では、アジア系の方々に、SONYを使ってる人が多かった気がします。
話は逸れますが、飛行機内ではなくドイツ国内とカタールドーハ空港内では、なぜか、Marshall MID ANCを使ってる人をよく見かけました。
ともあれ、人気はさておいて、SONY WH-1000XM3は飛行機内で、十分な仕事をしてくれました。
使い勝手
めちゃくちゃいいです。手でヘッドホンのハウジング外部をなでると、音量を変えたりなど操作可能なわけですが、せまいエコノミークラスでこそ、そのありがたみがよくわかりました。きっと混雑してる電車でも同じように、大変便利な操作性だと思います。
また、時々、CAさんが声をかけてくださるときにも、手でハウジングを長押しして外音取り込みマイクから、ちゃんと声をしっかり聞き取れる機能も便利としかいいようがありません。
アプリはどうかというと、最初にちょうどいい設定をしてしまうと、あとはほとんどいじることがないので、それほどアプリの操作性を気にするような繊細な音設定は、飛行機内では、必要ありませんでした。
正直にいうと、SONYの音作り自体が、わたしはあまり好みではありません。EQに頼る聴き方というのも、あまり好んで使っていません。だから、アプリが使いやすいのはわかりますが、どんなふうに調整しても、大きな差ではないと思ってるというのが、正直なところです。
使い勝手は、これ以上の便利は、望まなくてもいいかなと感じました。
ノイズキャンセル下での音質について
ノイズキャンセルヘッドホンは、ハウジングの外と中の両方のマイクとスピーカーを駆使します。
それで、外音と逆位相の音波で外音を消しながら、ドライバー由来の音だけは消さないというシステムです。とんでもない技術です、どんな頭のいいかたが、こんな製品を開発したのでしょうか。
最近2020オーディオガイド雑誌を見ても、WH-1000XM2の方が評価が高い。その理由をみると、ノイズキャンセリングによって音質が犠牲になるのは仕方ないから、ほどよくキャンセルして音質劣化も抑えるのがよいから、XM3よりXM2なのだとか。
よく、BOSE QC35も比較も話題に挙げられます。それも、飛行機内で比較するとすれば、わずかな違いです。多くの比較がおっしゃるように、たしかに、静かな室内環境で聴けば違いもあるでしょうし、わずかな、得意不得意な騒音もあるでしょう。
ことさら言うまでもありませんが、飛行機内のような、空前絶後超絶後の騒音環境のような場所です。飛行機内の騒音は、長時間の移動だと、とても疲れてしまいます。大変なストレスです。ノイズキャンセルヘッドホンの優劣を決する天王山です。最近の出来事でいうと、台風と同じかそれ以上かもしれませんが、物凄い騒音下です。
そんななかにいて、全力ノイズキャンセリング発動したところで、丁寧に一音一音を聞き取ろうとしたって、すべて消音することまでは不可能である以上、多少の音質が犠牲になるあたりとかは、もうどうでもいいように思われます。
大事なのは、静かになるということ。それ以外の議論は、超絶騒音下では瑣末なこと。
私が、思ったのは、騒音下でなにか別の行動をしながら、音楽を聴くときに、そこまで家で正座して聴くことと比べると、もともとそれほど、ちゃんと聴きたいという要請は「ない」のであって、もとより、音楽をいい音で聴きたいときは、おうちで静かに聴くのが自然の摂理のように思います。
甚だ勝手な想像でしかないのですが、開発して下さった企業さんが、ノイズキャンセルヘッドホンを創ろうとしたキッカケとか、想定されていた最終的な環境は、飛行機内のような超絶後の騒音を、いかに低減するか、ということだったのではないかと想像しました。なんとも自然の摂理・道理に逆らった所業で、理想を追い求める人類だけが成しえる恩恵です。
そうであるならば、というか、そうであるからこそ。きれいな音は、家で聴けばいいと思います。
この装置が求めたのは、家で静かに聴くような音響環境の話などではないように感じます。最初からそんな戦に勝とうというのではなく、勝負すべき決勝点は、いかに、静かに近づけるのかというポイントだけに思います。あるいは、騒音のストレスを低減して、楽しい移動・わくわくする移動・わくわくする行動に、いかに近づけるのかということだったのではないかと思いました。
短い記事でしたが、さいごに
飛行機での長時間移動で思ったことは、ノイズキャンセルヘッドホンには、必要以上に、ことさらに、音質は求めない。音質なら、他のヘッドホンで家で聴きます。ノイズキャンセルヘッドホンは、騒音低減性能をもっと強調して評価されたほうがよいと思いました。だって、これは、とんでもない技術の恩恵です。
1000XM3は、ノイズキャンセルしすぎるから、音質を損なっているのだとか、酷評もある。
たしかに、おっしゃるとおり!わたしもそう思う!もちろん、おうちでは聴こうと思いません!!!
でも、わたしはとてもありがたくてありがたくて感謝感激です!!!!!
わたし、何度でも自信をもって言える!たしかに音像とかサウンドステージは好みじゃない。でも、こんなすごい装置を与えてくれたこの世界に生まれて本当に幸せ!!!SONY WH-1000XM3大好き!ノイズキャンセルに感謝!!!
ほんとうに、わたしのような小さな動物には、とてももったいないことです。
SONYさん頑張って作ってくれたXM3の世界最高峰のノイキャン性能万歳です!
空前絶後の格安エコノミーでも、ファーストクラスの静寂*!こんな凄い装置のあるこの世界に感謝です!
※今回エコノミー1人往復だいたい8万。ビジネスだと40万!?殺す気ですか!?
せめて雰囲気だけでも静寂快適に!エコノミーでもファーストの気持ちだけでも☆
ノイズキャンセル力不足 Marshall MID ANC
残念ながら、Marshall MID ANCは、飛行機では低いゴーッていうのだけは完全に?おおむね?消してくれましたが、中域以上はまったくスルーでした。
あと、電池がもたないみたいです。ノイキャンしなければ20時間もちますが、ノイキャンしたままだと6時間くらいが限度のようです。